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不足すると怖い!離乳食に必要な鉄分の量とおすすめの食材。

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こんにちは!栄養士のきいママです。女性であれば、「鉄分しっかり取ってね~」と一度くらいは言われたことはあるのでは?私も妊娠中にお医者さんによく言われていました。

実はこの鉄分、赤ちゃんにも大切な栄養素なんです!足りなくなると、成長に影響が出ることも。でも、離乳食期って食べられるものが限られているし、何をどれくらいあげればいいのかよく分かりませんよね。

そんなママのために、この記事では離乳食期に必要な鉄分の量と、おすすめの食材をご紹介します。

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離乳食期、なぜ鉄分は大切?不足すると怖い症状が

赤ちゃんに鉄分と言われても、あまりピンと来ないですよね。実は、鉄分が必要になるのは、離乳食後期(カミカミ期)にあたる、9ヵ月以降なんです。離乳食講習会では、初期~中期のことをメインで教えてくれるので、さらっとしか触れない場合が多いんです。

もともと、赤ちゃんはママのお腹にいるときに鉄分を蓄えます。これを貯蔵鉄というのですが、生まれてからどんどん減っていき、赤ちゃんが9ヶ月になる頃には無くなってしまいます。

なので、この時期からの鉄分摂取はとても大切。鉄が不足すると貧血になってしまいます。一時的であれば問題ありませんが、長い期間続くと「言葉が理解できない」「すぐに息切れをする」「集中力がなくなる」「病気をしやすい」などの怖い症状も。

では、実際にどれくらいの量の鉄分が必要なのかというと…

離乳食期(6ヵ月~2歳頃)の子供は一日に4.5~5mgの鉄分を必要とします。

この数値は、厚生労働省が定めている「推奨量」というもので、この推奨量を摂取していれば、「ほとんどの赤ちゃんが必要量を満たしている」「不足のリスクがほとんど無い」という意味になります。

もしかしてうちの子も?貧血の症状

貧血には独特の症状があります。赤ちゃんは自分で症状を伝えることができないので、ママを含め、周りの大人が気付いてあげる必要があります。

  • 顔が青白い
  • 唇や目の粘膜が白っぽく、赤みが無い
  • 爪が白く、反りあがっている(スプーン爪)
  • 呼吸が早い
  • 疲れやすい

このような症状の場合、食事や鉄剤の服用で回復することがほとんどです。顔や爪の色がおかしいと思ったら、早めに病院や健診で相談してみてください。

赤ちゃんにも鉄分が大切というのはお分かりいただけたでしょうか?でも、値だけではよく分かりませんよね。なので、ここからは鉄分を多く含む食材を具体的にご紹介しますね。

 

 

離乳食期の鉄分摂取におすすめの食材

鉄分を多く含む食材には、肉や魚、大豆製品、ほうれん草やひじきなどさまざまなものがあります。離乳食に使いやすいものを表にまとめました。

鉄分を多く含む食材 一覧表

 

一つの食材で鉄分を補おうとすると無理があるのが分かりますね。鉄分はこの表以外のいろいろな食べものにも含まれているので、バランスよく食べることが大切です。不安な場合は、鉄強化のふりかけやおやつ、フォローアップミルクも利用してみてください。

鉄分といえばレバーが思い浮かんだママもいるのでは?大正解!レバーは特に鉄分を多く含みます。ぜひ使いたい食材なのですが、下処理がとっても面倒。そんなときは、レトルトの離乳食が便利です。

我が家でもレトルトを使うときは、なるべくレバー入りのものを選んでいました。家で作った離乳食に混ぜてみたりと大活躍でしたよ。

 

 

まとめ

9ヵ月を過ぎた赤ちゃんは鉄分が不足しやすく、場合によっては貧血になり発達に影響が出ることも。離乳食後期に入ったら、鉄分の多い食材を積極的に取り入れてみてください。

家庭では、毎回鉄分をどれだけ取れたかまで計算する必要はありません。ママが意識して、食材を選ぶだけで赤ちゃんが貧血になる可能性はぐっと少なくなりますよ。

 

この記事を書いた人

管理栄養士であり、3児のママ。毎日子育てに奮闘中。子供が寝た後に美味しいものを食べることが楽しみ。
1人目出産後、産後うつになりかけたのをきっかけに、幸せで楽しいはずの子育てが、ママにとって負担になってはいけない!という考えで離乳食、食育を進めています。

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