子供の成長に欠かせない栄養素の代表格といえば、カルシウム。
成長期にはグングン背が伸びたり活発な動きが多いので、骨の強化はしっかりしておきたいですよね。
しかし、子供の中には乳アレルギーを持つ子も少なくありません。
子供の食物アレルギーの中で2番目に多い乳アレルギーは、牛乳だけでなく乳製品も口にできないので、カルシウム不足になりやすいとも言われています。
「乳アレルギーだとカルシウムは不足したまま?」、「牛乳以外でカルシウムが補える食材はないのかな?」とお困りのあなた。
私にも乳アレルギーを持つ子供がいるので、カルシウムが不足しているんじゃないかと心配になることがよくあります。
特に我が子はやんちゃなので、カルシウムが足りていないといつか骨折しそうな気がしていたり(笑)
実際カルシウムが不足してしまうと骨の代謝が悪くなり空洞が出来やすく、骨折しやすい状態になってしまうんです。
この記事を読めば、乳アレルギーでもしっかりカルシウムが摂れる代替食材と、お買い物や外食で気をつけたい乳を含む要注意な食品がよくわかりますよ。
私も乳製品が摂れないから仕方ないか…と思っていたカルシウム不足も、他の食材で簡単に補えることがわかってからは気持ちがス~ッと楽になった気がします。ぜひ参考にしてくださいね。
栄養不足が心配!乳アレルギーの代替食材は?何から摂るのがいい?
カルシウムは、日頃よく目にしているとっても身近な食材で摂る事ができます。
どの食品をどのくらい食べたら良いのかを、ご紹介しますね。
大豆製品
大豆は畑の肉とも呼ばれています。
大豆製品は、乳アレルギーで不足しがちなカルシウムとタンパク質が1度に摂れるとても便利食材なんです。
・納豆 50g ・木綿豆腐 83gで補えますが、高野豆腐はたった20gで牛乳を100cc飲むよりも多くカルシウムが摂れます。
スポンジのような食感が苦手な人も多いですが、食べられるなら1番楽に摂取できるのでおすすめですよ。
魚
カルシウムといえばやっぱりお魚ですよね。
・しらす 10g ・桜えび 5g ・ししゃも 1尾 ・いわしの丸干し 10g ・しじみ 30gと、どれも少ない量でカルシウムが摂れます。
しかし、子供の場合は特にお魚のパサッとした食感が苦手でなかなか食べてくれないこともありますよね。
そんな時は、煮干しとかつお節でふりかけを作って毎日のご飯にサッとかけて食べたり、骨入り鮭の缶詰を使ってオムレツや雑炊にしてあげてみると意外とあっさり食べてくれますよ。
野菜
種類豊富な野菜の中で特にカルシウムが多く含まれているのは 、・小松菜 60g ・ほうれん草 44g ・かぼちゃ 100g ・大根の葉っぱ 50g ・キャベツ 40g ・切り干し大根 10gです。
葉物を好んで食べてくれる人にとっては大した量ではありませんが、苦手な場合はハンバーグ・お好み焼き・カレーに細かく刻んだ状態で紛れ込ませるのが1番!
かぼちゃはパンケーキや蒸しパンに加えると色味が綺麗ですし、ほんのり甘みがプラスされて食べやすくなります。
海藻
海藻はカルシウムの他にミネラル・食物繊維が豊富なので、たくさんの栄養がバランスよく摂取できるので積極的に使いたい食材です。
・のり 2g ・ひじき 7g ・わかめ 100g で牛乳1杯と同じカルシウムが含まれているので、煮物や混ぜご飯にして食べればあっという間に補えます。
これにも乳が使われている!気をつけるべき加工品は?調味料も要注意!
3大アレルギーの中で1番成分表示がややこしいのが、乳アレルギーです。
乳の文字だけをチェックしていると大変なことになってしまうほど、厄介な乳成分。ここでは気をつけるべき加工品や調味料をご紹介しますね。
ハムやソーセージ
忙しい時に便利な加工肉には牛乳は使われていなくても、乳タンパクが使われています。
乳アレルギーの原因は乳のタンパク質であるカゼインなので、牛乳やカゼインと表示がなくても乳タンパク入の食品は禁物です。
パン・パン粉
パンにはバター・マーガリンの他にも、しっとりさせるために生クリームやホエイパウダーを使っています。
「それぐらいわかるわよ~」と思うかもしれませんが、見落としがちなのがパン粉です。
パン粉の元になっているパンに乳成分が含まれているか、一度確認してから購入してくださいね。
調味料
和風だしではほとんど見かけませんが、鶏ガラスープやコンソメには乳成分の表示を頻繁に見かけます。
うちのアレっ子は乳アレルギーのクラスが4ですが、乳成分と表示がある物でもアレルギー症状が出たことはありません。
しかし、乳成分より強い表示の乳だけが書いてある場合は症状が出ると困るので、避けています。
これは個人差があるので、乳成分と書いてある調味料を使っても大丈夫か、主治医と相談してから判断してくださいね。
お菓子
結構判断が難しい食品が、お菓子類です。
いつものクセで乳の文字だけを探してしまいますが、お菓子にはバター・マーガリン・ホエイパウダー・脱脂粉乳など、様々な形で乳成分が使われています。
以前母がアレっ子のために乳と書いていないお菓子を買ってくれたのですが、ホエイパウダーと書いてあったので食べられませんでした。(加糖練乳を見逃していたこともアリ)
練乳=砂糖と勘違いしてしまう人もたまにいますが、砂糖と牛乳をしっかり煮詰めた物なので注意が必要です。
他にもチョコレートという短い表示の中には、「乳成分を使用しているチョコレート」という言葉が隠れていると思ったほうが良いでしょう。
どれもうっかり見逃しやすいので、注意してくださいね。
カレーやシチューのルー
これは商品によって使われているものがかなり違い、特にシチューは、ホエイ・クリーミングパウダー・脱脂粉乳・チーズパウダーなど、色々な形で乳製品が混ざっています。
乳アレルギーが判明してすぐの場合、乳成分の表示を全部覚えるのは難しいと思うので、判断に迷った時は成分表示ではなくアレルギー表示を見て判断したほうがより安全です。
飲み物
乳酸菌自体は乳成分ではなく、あくまで成分の名前に乳が付いているだけなので、乳アレルギーがあっても口にすることができます。
しかし、ヤクルトなどの乳酸菌飲料には乳成分が含まれています。
とっても紛らわしくてイヤになりますが、乳酸菌と乳酸菌飲料のどちらが安全な表示なのかは覚えておきましょう。
一時期流行したフレーバーウォーターのヨーグルト味・カルピス味・カフェオレ味は透明であるものの、乳成分は含まれているので見た目だけで判断すると危険です。
フルーツミックスジュース・ココアもパッと見た感じではわかりませんが、乳を使っていることが多いので、フルーツミックスジュースは成分表示をしっかり見て使われていないことを確認しましょう。
ココアはピュアココアと書かれているものは乳成分は入っていないので大丈夫です。その代わりとってもビターなので自宅で飲む時は砂糖を加えるのを忘れずに(笑)
まとめ
いかがでしたか?
カルシウムが多く含まれている食材は、キノコや卵と一緒に食べるとカルシウムが吸収されやすくなるので、出来るだけ組み合わせるのがオススメです。
乳成分は至るところに色んな名前で潜んでいるので慣れるまでは大変ですが、一度覚えてしまえば乳由来のものかどうかの判断がかなり楽になるので頑張ってください!
ぜひあなたもこれを参考にして、身近な食材でカルシウム不足を解消してくださいね。
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