離乳食を始めると、初めての食材を少しずつ試していきますよね。周りでもアレルギーってよく聞くけど、我が子は大丈夫だろうか?検査はした方がいいの?いつやるの?気になることがたくさんですよね。
この記事では、アレルギーの息子を持つわたしが体験したことをもとに、そんな疑問にせまります!
ぜひご参考になさってみてくださいね。
どんな症状が出るの?病院へ行くタイミング
症状と受診について
食物アレルギーの症状には大きく分けて3つあります。
- 発疹などの皮ふ症状
- 息苦しくなるなどの呼吸症状
- 下痢や嘔吐などの消化器症状
などがあり、出方や強さは赤ちゃんによります。
多くは食後1~2時間以内にあらわれます。いつもより機嫌が悪い、嘔吐、発疹など、気になることがあれば病院へ行ってみましょう。
離乳食を進めようとする中で、アレルギーがあるのかないのか、あるなら何のアレルギーなのか、先に知りたいと思いませんか?わたしはすごくそう思っていました。
特に肌が弱い赤ちゃんで「アレルギーがあるかもしれないから離乳食はゆっくり進めてね」と言われていたので、離乳食を始めるにあたり「先に検査はしないものですか?」と聞いてみました。その方が効率がいい気がして…。
すると、私の行っていた小児科では先にはせず「症状が出たらそれに応じて」とのことでしたよ。だから、とりあえず目安を見ながら少しずつ慎重に進めました。
検査の種類
血液検査・皮ふ検査・食物負荷テストがありますが、手軽にできる血液検査をまずはじめに受けることが多いです。
行ってきました!アレルギー検査~体験談~
アレルギーの原因で1番多い卵ですが、まずは卵黄が7~8カ月頃から食べられるとされていますよね。息子はゆっくりめの9カ月でトライしました。
初めて食べてからしばらくは何も起こらなかったので「卵黄、大丈夫だった!」と安心して離乳食を進めていましたが、それもつかの間その3週間後、離乳食が3回食に進んだある日、同じように卵黄を食べた後に初めて発疹のアレルギー症状が出てしまったのです。
こういうパターンもある!過剰摂取
大丈夫だったのにダメになることってあるんだ…とちょっとショックでしたが、わたしはその日いつもと違うことをしていたことに気が付きました。
お昼の食事に卵黄を食べさせて、夜にも卵黄を与えていたんです。
1日1回なら大丈夫だったけれど、6時間の間に2回食べたらアレルギー症状が出てしまったんですね。その時に体が受け入れられる量を超えてしまったようです。
クリアした食材だと思っても、量を増やす時は油断は禁物です!
実録!アレルギー症状と経過
- 食後50分後、顔を中心に全身が真っ赤に。特に目の周りや首がボコボコと腫れてくる。
- みるみる皮ふの腫れが大きな陸のようにつながっていく。見た目はけっこうかわいそうな感じ。本人はいつもよりは元気はないけど特に泣くこともなく時々顔をかゆがる程度。
- 2時間後には腫れや赤味もまだ少し残るものの、笑顔がもどる。ひと安心。
- 翌朝、赤味はすっかり引いているけど顔はなんとなく腫れぼったい。朝ごはんは念のため離乳食はストップして母乳のみ。
- まだ目のまわりや耳のあたりを時々かゆがっていたけど夕方までには落ち着く。
受診していなかったわたし。反省
今回、この記事を書くために記録を見返しているのですが、なんとわたし…この流れですぐには受診しなかったようです。
しかも少量なら大丈夫と思ったのでしょう、その後はまた卵黄を与え続けています。
そして症状が出た1週間後、いつもの保湿剤をもらいに行った皮ふ科でこのことを話して、「卵黄が原因かもしれないから量をごく少量にするか、やめてみるかにしてね」とアドバイスをもらっています。
その後は卵黄を食べても再び症状が出ることはありませんでしたが、しばらくしてからかかりつけの小児科の先生にも相談し、1歳の誕生日がくる頃アレルギー検査をしてみましょう、という流れになりました。
小児科の先生も息子程度なら卵黄の除去はしない方がいいという方針でした。
いよいよ、アレルギー検査
検査方法は採血です。この時は一般的にアレルギーが出やすい食品13項目の検査でしたよ。
卵白・卵黄・オボムコイド(←加熱した卵のことだと思ったらいいと説明されました)・牛乳・チーズ・小麦・ピーナッツ・大豆など。
ちなみに、その後1歳半、2歳、3歳、6歳と検査を重ねたんですが、3歳の時は食品だけでなく吸入系のアレルギー検査、つまりハウスダストやカビなどに対する検査も加わって、36種類の物質を調べてもらいました。
うちの息子は、卵、ナッツ系の他にハウスダストにとても強いアレルギーがあることがわかりましたよ。
採血方法や費用は?
採血は予防注射の時のようにわたしの抱っこでした時と、別室で待機したことがあったと思います。大きな泣き声が待合室まで聞こえてきたことを覚えています。
小児科のご配慮で、検査日を予防接種の日にうまく組み込んでくださっていたことが多かったですよ。痛い思いをする日が少ないのは助かりますよね。
費用は2,000円くらいでした。採血の日に支払います。費用は、症状が出ている時に受診したら治療扱いになって無料か安価でできることもあります。結果は1週間後。再度病院に行き、説明を先生から聞きます。
結果票はもらって帰ることができたので親子手帳に貼っていますよ。
検査結果からわからないこともある!
血液検査によるアレルギー検査はあくまで数値上の結果です。
数値は高くても実際食べたって症状は出ないということもよくあるし、その逆もあります。重要なのは、数値結果よりも実際食べたときにどうかです。
離乳食を進める中で症状が出た場合、何を食べさせたらそうなったのかがわかることが大切です。数字の結果にとらわれる必要はありませんよ!
ストップ!自己判断
自己判断で症状が出た食材を与え続けていた私が言うな…という感じですが、やはり症状が出たら早い段階で一度小児科や皮ふ科に行ってみるべきだったなと今なら思います。
アレルギーって、人それぞれの出方や強さがあって、い ろいろな状況や考え方によって取り組み方も全く変わってきますよね。
わたしは自己判断でアレルギー食材を与え続けていて、それがたまたま先生の意見と同じ方向だったからよかったですが、与えることが危険なパターンや逆に除去してしまうのはもったいないパターン、いろいろあると思います。
ぜひ、症状が出たら早い段階で受診してみることをおすすめします。
まとめ
離乳食の食材を広げる中でアレルギーがあるかないかは気になるところですよね。実際の症状が出たら病院へ行ってその後の離乳食の進め方を相談してくださいね。
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