こんにちは!栄養士のきいママです。
離乳食が始まったら、赤ちゃんには栄養たっぷりの野菜をたくさん食べてほしいですよね。
大人の私たちでも意識して食べたいものなので、赤ちゃんには尚更!でも、いざ食べさせるとなると「一体どんな野菜をあげればいいの?」「どれくらい食べさせたらいいの?」と分からないことがたくさん。
この記事では、そんなママの疑問が解決するよう、月齢別に野菜の目安量をお伝えします。離乳食の時期別、おすすめの野菜もご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
【離乳食野菜】月齢別の1食分目安量
野菜の大切さはきっとママもよく知っていますよね。身体の調子を整えてくれたり、成長に大切だったり。
そんな野菜を赤ちゃんにも食べさせてあげたい!では、具体的に離乳食ではどうやって取り入れていったらいいのでしょうか?月齢別にまとめてみました。
ゴックン期(5,6ヵ月頃)
- 柔らかく茹でて、すりつぶす。
- 飲み込むことに慣れるまで裏ごしする。
- 硬さ:ヨーグルトくらいのなめらかさ。
- このころは基本的に味付けはなし。
- 10倍粥に慣れてきた離乳食2週目からスタート。
- はじめは1さじから2週間くらいかけて3さじまで増やしていく。
- その後は赤ちゃんの様子をみながら進めていく。
- 目安量:1さじずつ増やして、大体15~20gくらいまで
モグモグ期(7,8ヶ月頃)
- 柔らかく茹でて潰す、もしくはこまかくみじん切りする。
- 赤ちゃんが舌で食べ物を潰せるくらいの柔らかさにする。
- ダシや野菜スープでのばしても。
- 硬さ:豆腐くらい
- 目安量:1食あたり20~30g
カミカミ期(9~11ヶ月頃)
- 火を通して、歯茎で潰せるくらいの柔らかさにする
- 必要なものはみじん切りに。
- 大きさ:5―8mm角くらい。手づかみ食べしやすい大きさでも。
- 硬さ:バナナくらい
- 目安量:1食あたり30~40g
パクパク期(12~18ヶ月頃)
- 火を通し、歯茎で潰せる柔らかさにする。
- 大きさ:1cm角くらい。手づかみ食べしやすい大きさでも。
- 硬さ:肉だんごくらい
- 目安量:1食あたり40~50g
1種類の野菜だけだと多く見えますが、何種類かの野菜を混ぜて使ってOKです。
トータルで目安量になればかまいませんよ。また、2回食、3回食と食べている赤ちゃんであれば、1日で考えてもらってかまいません。あくまでも目安量は、感覚をつかむためのものです。
家庭での食事であれば、大体でいいと思います!食事の準備はただでさえバタバタするのに、毎食毎食計ってられませんもんね(笑)
離乳食の時期別 摂取可能おすすめの野菜一覧と注意する野菜
離乳食の時期によって、調理方法も変わってきます。おすすめの野菜と食べさせるときに注意が必要な野菜がありますので、一緒に確認してみましょう。
ゴックン期
軟らかく、繊維が少ないものがおすすめ。あと大切なのは、ママが調理しやすいこと。
ゴックン期は野菜をペースト状にしないといけません。茹でた野菜をすり潰して、さらに裏ごしをして…。これがなかなか大変。軟らかくて潰しやすいものがいいですね。そして廃棄する部分が少ないものがいいです。
ほうれん草などの葉物野菜も食べてほしいところですが、裏ごしすると繊維ばかり残って、ペースト状のものはほどんど残りません。なので、ここではあえておすすめはしません。効率よく使えないともったいないですもんね。
短い期間ですので、そんなにたくさんの種類を取り入れなくても大丈夫ですよ!うちの場合3~4種類くらいをローテーションしていました。ほうれん草は1度裏ごしして、冷凍保存しましたが、その1回きりです。
1度作って小分けで冷凍しておけば何度か使えるので、ゴックン期はそれで良しとしました(笑)
おすすめの野菜…にんじん、かぼちゃ、だいこん、かぶ など
モグモグ期
食べられる野菜が増えます。ゴックン期では手間ともったいなさの面であまりおすすめできなかった葉物野菜も、モグモグ期からはどんどん使ってください。
すりつぶすか、柔らかいものであればみじん切りだけでも食べられます。食べにくそうであれば、だしや野菜スープでのばして、片栗粉でとろみをつけてみて。
旬のものを取り入れるのを意識してください。やはり時期のものは栄養満点で美味しいです。
おすすめの野菜…たまねぎ、トマト、ブロッコリー、ほうれん草、きゃべつ
カミカミ期、パクパク期
火を通して柔らかくすれば、大体の野菜は食べられるようになります。でも、まだまだ注意してほしいものもたくさんありますので、次でご紹介しますね。
離乳食の期間中、気をつけてほしい野菜と果物
- ごぼう、れんこん…硬いので注意が必要です。柔らかく煮るか、すりおろして利用するのであればモグモグ期からでも!でもちょっと面倒なので、うちは1歳少し前くらいからあげていました。
- わかめ、ひじき、きのこ…繊維が多く食べにくいので、歯茎で噛める9ヶ月以降の方が安心です。
- ミニトマト、ぶどう…そのまま食べると、喉に詰まることがあるので危険です。食べさせるときは皮を剥いて、月齢に合った大きさにしてあげてください。
まとめ
野菜にはたくさんの栄養が含まれているので、離乳食にもどんどん取り入れましょう!
月齢に合った硬さ、大きさにしてあげることで、赤ちゃんもスムーズに野菜を食べることができますよ。繊維が多かったり、のどに詰まりそうな野菜には十分気を付けて。
野菜は自然の甘さがあり、離乳食期の味のアクセントにもぴったりです。これからもたくさん野菜を食べてほしいので、離乳食でしっかり野菜に慣れておきましょう。
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