初期離乳食の基礎知識

初めての離乳食はなにから食べる?おすすめの食材とレシピ

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十月十日、お腹の中で大切に育てて、やっと産まれてきてくれた我が子。
母乳の出は足りているかな?ミルクはこれくらいかな?体重は増えたかな?
そんな手探りの育児も駆け足で進んで、首もすわってきて、寝返りの練習も始めるころになってきたのではないでしょうか。

それと同時に気になるのは、離乳食のことですよね。
いつから始める?始めるのは遅いほうがいいって聞くけど?何から食べさせたらいいの?

そんなあなたの不安や疑問にお答えするべく、この記事では初めての離乳食にぴったりの食材や、簡単レシピなどをご紹介します。ぜひ参考になさってくださいね。

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まず始めに、離乳食って何?

赤ちゃんがミルクや母乳からとっている栄養を、食事からとれるように練習するプロセスを離乳といいます。
おっぱいや哺乳瓶を「吸う」から、食べ物を「噛んで食べる」ことへの発達の移行が目的です。

生後5~6か月頃までは母乳やミルクで大丈夫ですが、だんだんと成長するに連れて鉄分やたんぱく質が足りなくなってくるんですね。
そこで、そろそろ食べ物から足りない栄養素を摂取していこうね、ということです。

この時期になると、赤ちゃんの消化機能も発達してきて、母乳やミルク以外のものも消化や吸収ができるようになってきます。

離乳食を始めるポイントですが

  • 首がすわっている
  • 食べ物に興味が出てきた
  • 哺乳反射(口に入ってきたものを吸う行動です)がなくなってきた

などがあげられます。

だいたいこのタイミングがそろうのが、生後5~6か月ということです。

 

初めてはコレに決まり!離乳食初期におすすめの食材

私は第一子が生後4か月のあたりから、早く離乳食を食べさせてあげたいな~、どんな反応をするのかな~と、生後5か月を迎えるのが待ち遠しかったです。

いざ5か月になって冷静に考えたとき、「おや?ちょっと待てよ?最近は遅いほうがいいってよく耳にするし、まだ始めない方がいいのかな?」と、離乳食を始めるのをためらった時期がありました。

でも情報ばかりにとらわれず、子どもの成長を観察してみたとき、首もしっかりすわっているし、親が食事を食べているときに娘も欲しそうに口をモゴモゴ、手も出してきている。
これはもう始めていいサインだなと、決めたのが生後6か月になる手前でした。

そんな私の経験を活かして、離乳食を始めるならコレ!おすすめ食材をご紹介します。

赤ちゃんの体調や機嫌のいい日を選んで、もしも体調が悪くなったときには病院にかかれるよう、午前中の時間で始めてみてくださいね。

初めての味は、やっぱりおかゆ

おかゆは消化吸収がよくて、まだ未熟な赤ちゃんのおなかにもとっても優しい食べ物です。
主食がお米の日本人として、これから始まる離乳食生活にも欠かせない存在です。

ふんわりしたおかゆの良い香りも、赤ちゃんの嗅覚を刺激します。
固さはとろとろのヨーグルト状が目安で、10倍かゆをすりつぶしてなめらかにしたものをあげます。

初めての日は、小さじ1杯を目安に様子をみてくださいね。
まだ未熟な内臓に無理は禁物で、赤ちゃんがたくさん欲しがって、あげたくなってもグッと我慢してください。

始めの1週間はあれこれたくさんの食材を挑戦しなくても、10倍かゆのみで大丈夫です。
初日の小さじ1杯から、1週間目に小さじ3杯くらいの進み具合でいいです。
おかゆに慣れてきたら、パンがゆやコーンフレークがゆ、とろとろうどんなどレパートリーも増やしていきましょう。

10倍かゆが順調にいけば、2週目は野菜

2週間目に始める食材は、にんじん、かぼちゃ、じゃがいも、ほうれん草、大根など、ビタミン、ミネラルが補える野菜です。
繊維質が多いとつぶすのも大変なので、ママが作りやすくて、赤ちゃんの口当たりもなめらかな食材を選ぶと良いですよ。

これもまた、やわらかく茹でたものをすりつぶしてペースト状にしたものを、1日1種類ずつ、小さじ1杯から進めてください。野菜が順調にいけば、りんごやバナナなどの果物も時々加えてあげてもいいですね。

たんぱく質は急がなくて大丈夫

たんぱく質を消化、吸収する機能がまだ未熟な赤ちゃん。離乳食を始めて1か月ほど経って、尚且つ生後6か月を過ぎていれば少しずつ始められます。

豆腐などの植物性のたんぱく質を1週間ほど、小さじ1杯量から増やさずに様子をみてください。
その後もゆっくり、動物性たんぱく質の乳製品や白身魚などを始めましょう。
発疹などの異常が出た場合は、その食材はやめて、病院にかかってくださいね。

味付けは必要ない

離乳食を始めるにあたって大事なことは、調味料を使った味付けはいらないということです。
素材そのものの味を覚える時期であり、今後の健康な身体を作るうえでも、うす味の食事に慣れておくことが1番です。

野菜をたくさん煮てとった野菜スープや、茹でささみのスープ、昆布やかつお、煮干しなどの出汁を活用して味の工夫をしてあげましょう。

離乳食初期の赤ちゃんにおすすめのレシピを紹介!

ここからはおすすめのレシピを紹介していきます。
これからの離乳食作りの参考にしてくださいね。

まずは基本の10倍かゆ

  • お米…1/2カップ
  • 水…5カップ

お米を洗って水けを切り、お鍋にお水とお米を入れ30分ほど給水させます。
強火で火にかけ、沸騰したら全体をなべ底から混ぜます。

その後は弱火で、ふきこぼれに注意しながら少しフタをずらしてコトコト50分ほど炊きます。
10分ほど蒸らせば、とってもおいしいおかゆのできあがりです。

たくさんできるので、製氷機などに入れて冷凍しておけば使いたい量を温めてすぐ出せるので便利です。

もちろん、ご飯からも作れます。
生米のときより少しお水を減らして、お鍋で20分ほど炊けば完成です。

青菜とリンゴのすりつぶし

単品の食材の味をだいたい経験したら、いろいろと組み合わせて栄養価を上げましょう。

  • 葉先を茹でた青菜…大さじ1/2
  • すりおろしリンゴ…10g

ほうれん草や小松菜など味や香りにクセがあるものは、リンゴのように甘味があるものと組み合わせると食べやすくなります。

かぼちゃのきなこヨーグルトかけ

  • かぼちゃペースト…20g
  • ヨーグルト…小さじ1
  • きなこ…少々

野菜のビタミン、ミネラルと、ヨーグルトときなこのたんぱく質の組み合わせです。
ヨーグルトの酸味も、かぼちゃときなこの甘味で食べやすくなります。

白身魚のミルクあんかけ

  • 白身魚…10g
  • ミルク…大さじ1
  • 水溶き片栗粉…少々

白身魚は茹でですりつぶし、ミルクで煮たら片栗粉でとろみをつけます。
白身魚やしらすは離乳食によく使う食材ですが、パサついて口に残りがちです。
とろみをつけて、つるんと食べやすくしてあげるといいですよ。

 

まとめ

はじめての離乳食、どんな反応をして食べるのか、楽しみですね。
ゆっくり焦らず、赤ちゃんのペースで進めてみてくださいね。

 

この記事を書いた人

管理栄養士であり、3児のママ。毎日子育てに奮闘中。子供が寝た後に美味しいものを食べることが楽しみ。
1人目出産後、産後うつになりかけたのをきっかけに、幸せで楽しいはずの子育てが、ママにとって負担になってはいけない!という考えで離乳食、食育を進めています。

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