離乳食をはじめると、母乳やミルクだけだった時と違って、うんちにも変化がでてきますよね。色や形状、においも違ってきますよね。
そんな時、離乳食で食べさせた野菜や果物が、そのままうんちに出てきてびっくりしたことはありませんか?
「きちんと消化されていないのかも?」
「離乳食の大きさや硬さが合っていなかった?」
特に始めての離乳食の場合、不安に思いますよね。
私も一人目のとき、パプリカを食べさせたら真っ赤なうんちのなかにツブツブのパプリカが混じっていて、ギョっとしたのを覚えています。
他には、えのきがびよーんとそのまま出てきたり…。
離乳食を食べている赤ちゃんを持つママは、経験のある人も多いと思います。
そこで今回は、赤ちゃんの食べたものがそのまま便になって出てきてしまう原因や、その対処法について詳しくご紹介していきたいと思います。
赤ちゃんの食べたものがそのまま出てくる2つの原因
赤ちゃんの食べた離乳食が、そのままうんちになって出てきてしまうのはなぜなのでしょうか。
その主な原因をまとめてみました。
赤ちゃんの消化器官はまだまだ発達途中
離乳食を食べるようになったとはいえ、赤ちゃんの胃腸はまだまだ大人と比べると未発達です。
赤ちゃんの胃腸は、生後6~10ヶ月頃からだんだん大人へ近づいていきますが、2歳ごろまでは食べたものがそのままうんちに出てきてしまうことがよくあります。
消化吸収能力がまだまだ完全ではないため、繊維質の多い野菜や果物などは消化しにくいため、そのままの形でうんちに混ざってしまうのです。
これは、消化不良というよりは消化訓練中ということに近く、赤ちゃんは色々な食べ物を体の中で消化する練習をしていると考えることができますよ。
下痢や嘔吐をしていないようであれば、離乳食を食べている赤ちゃんにはよくあることなので、安心してください。
消化されにくく、そのままの形ででてきやすい食材については、にんじん、トマト(種の部分)、コーン、えのき、オレンジなど柑橘類のつぶ、キウイの種、ホウレン草など繊維質の多い葉物野菜、ひじき、などがあります。
よく噛まずに丸呑みしている
次に上げられる原因としては、赤ちゃんの咀嚼力が関係している場合です。
離乳食は、赤ちゃんの段階に合わせて食材をすりつぶしから細かく刻んでいくと思いますが、細かくみじん切りした食材をさらに粉々にすりつぶすほどの咀嚼力がなかったり、噛むことを覚えてきた赤ちゃんでも、口をもぐもぐさせていてもきちんと噛めておらず、丸呑みしてしまっているということがあるからです。
食べものが消化できていない時の対処法
食べたものがそのままうんちになって出てきてしまうことは、離乳食を食べている時期の赤ちゃんにはよくある事だということが分かってとりあえず一安心ですが、できることなら消化しやすく食べさせてあげたいと思いますよね。
そこで、少しでも消化しやすくするための対処法についてもご紹介いたします。
やわらかめに調理してみる
細かく刻んだ食べ物を、上手く咀嚼することができずにそのまま出てきてしまう場合には、しっかりめに茹でてやわらかくしてから刻んであげることで、赤ちゃんが消化しやすくなります。
離乳食の大きさを少し大きめにしてみる
ある程度カミカミを覚えてきた頃なら、あまり細かすぎると噛む練習にならずに、そのまま丸呑みになってしまうことも。
そんなときは、すこし食材の大きさを大きめにしてみましょう。
そうすることで赤ちゃんがよく噛むようになって、結果的に消化しやすくなりますよ。
離乳食をひとつ前の段階に戻してみる
硬さや大きさを調整しても改善されない時は、思い切って離乳食をひとつ前の段階に戻してみるという方法もあります。
赤ちゃんの成長段階と、離乳食の進め方のペースが合っていない可能性もあるからです。
その時期その時期の赤ちゃんのペースに合わせた離乳食の段階で訓練してあげることで、モグモグやカミカミが上手になっていきますよ。
上記のような方法を試してあげることで、赤ちゃんが食べたものを消化するのを手助けしてあげることができます。
ただ、食べたものがそのまま出てきているからと言って、それらの食材の栄養が全く吸収できていないのかというと、決してそうではありません。
食べたものが胃や腸を通過していく過程で、いくらかの栄養は吸収されているので、あまり心配しすぎる必要はないので安心してくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
離乳食を食べている時期の赤ちゃんはまだ消化器官が発達途中のため、うんちにそのまま食べたものが出てきてしまうのは、よくあることでしたね。
消化しやすくしてあげることももちろんですが、大切なのは、あまり気にしすぎない事です。
離乳食は、あくまで赤ちゃんが大人と同じように食べられるようになるための訓練なので、色々なものを食べさせてあげて、少しずつ慣らしていってあげられるといいですね。
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