離乳食を開始して、月齢とともに順調にステップを進めていく中で、カミカミ期やパクパク期に入って噛むことを覚えていく時期なのに、赤ちゃんがいつまでも離乳食を噛まずに丸呑みしてしまう、ということはありませんか?
「噛むことを覚えてほしいのに、噛まずに飲んでしまう」
「丸呑みしてばかりでは、喉を詰まらせるんじゃないか心配…」
「どうやったら噛んで食べるようになってくれるのかな…」
ありますよね。
私の子供もよく食べる子だったのですが、なかなか噛んで食べることを覚えてくれず、丸呑みするように食べる子だったので、これらの悩みはよーくわかります。
そこで今回は、赤ちゃんが離乳食を噛まずに飲み込んでしまう原因や、その対策についてご紹介いたします。
この記事を読んで、ぜひ離乳食を噛まない赤ちゃんに対する疑問や不安を解消させてくださいね!
どうして!赤ちゃんが離乳食を噛まない。考えられる原因は?
離乳食の大きさや硬さが合っていない
赤ちゃんが離乳食を丸呑みしてしまう原因の一つに、離乳食の大きさや硬さがその赤ちゃんに合っていないことが考えられます。
カミカミ期に移行するにあたって、離乳食の大きさや硬さをステップアップしますよね。
その際、赤ちゃんの噛む力と合っていない離乳食の大きさや硬さだった場合、上手に食べ物を噛むことができずに、どんどん口の中にため込んでしまいます。
赤ちゃんは口の中がいっぱいになってしまうので、その食べ物を処理するため、やむを得ずそのままゴックン、と丸呑みしてしまうということになってしまうのです。
この場合、誤って喉を詰まらせてしまう可能性があるので大変危険です。
食べるペースが速い
次に考えられる原因が、赤ちゃんの食べるペースが速い場合です。
これは、単純に早食いだということ以外にもよくあるのが、食べるのが大好きな食欲旺盛な赤ちゃんの場合です。
食べるのが大好きなのは離乳食がとっても順調に進んでいるので良いことなのですが、早く食べたいあまり、どんどん口の中に食べ物を詰め込んでしまうことがあります。
すると、この場合も早く口の中を空っぽにするため、赤ちゃんは口の中の食べ物を丸呑みして処理してしまうという事になってしまいます。
大人の食べさせるペースが速い場合も、同じようなことが言えます。
欲しがるままにどんどん口に離乳食を運んでいると、実は噛んでいなくて丸呑みしている、ということもありますよ。
食べものを噛んでくれないときの対策3つ
では、食べ物を噛んでくれず丸呑みしてしまう赤ちゃんに対して、よく噛んで食べてもらうために、何かできる工夫はあるのでしょうか?
いますぐできる丸呑みを防げる対策を、3つご紹介します。
1.離乳食のステップを1つ前の段階に戻してみる
離乳食をステップアップするのに、月齢の目安だけを参考にしていませんか?
月齢に関係なく、赤ちゃんの食べる様子をよく観察して、赤ちゃんの成長のペースに合わせて離乳食の進め方を調整してあげましょう。
カミカミ期をスタートさせてみたものの、あまり上手に噛むことができていないようなら、離乳食をひとつ前のモグモグ期に戻してみましょう。
いつまでも柔らかいものを食べさせていていいのかと思うかもしれませんが、赤ちゃんの成長には個人差があります。その赤ちゃんにあったペースで進めてあげることが大切です。
例えば、いきなりすべてをカミカミ期の硬さや大きさにするのではなく、モグモグ期の食事の中に、1品だけ硬めにした食材を混ぜてみるなど、赤ちゃんの様子を見ながら少しずつレベルを上げていくなど工夫してみてもいいですね。
2.食べるペースや一口量を調整してあげる
食欲旺盛で食べるペースの速い赤ちゃんの場合は、食べるペースをゆっくりにしてあげたり、スプーンにのせる一口量を少なくしてあげるなどして、ちゃんと口の中のものがなくなったかを確認してから次の一口をあげるように気を付けてみましょう。
朝や夕方の忙しい時間には、ママも次の用事に気を取られ、ついつい食べさせるペースが速くなっている、なんてことはありませんか?
ママもゆったりと離乳食の時間に向き合えるよう、余裕をもった食事の雰囲気づくりも大切です。
3.大人がモグモグしている様子をみせる
そもそも、噛むということをよくわかっていない赤ちゃんには、パパやママなどが、少し大げさなくらいにモグモグカミカミと噛んでいる様子を赤ちゃんに見せてあげるのも一つの方法です。
大人の真似をするのが大好きな赤ちゃんなら、案外すんなりカミカミを覚えてくれることも。
できれば家族で食卓を囲んで、パパやママ、ご兄弟などで一緒に「カミカミ♪カミカミ♪」と楽しそうに赤ちゃんの前でして見せてあげると、より効果的ですよ。
まとめ
いかがでしたか?
離乳食を進めていくことは、思った通りにいかないこともたくさんありますよね。
だけど、そんなときに焦る必要は全くありません。
赤ちゃんのペースに合わせて、少しずつステップアップしていく方法を考えてあげられると良いですね。
ぜひこの記事を参考にしていただき、ママも赤ちゃんも楽しく離乳食を進めていきましょう!
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