気になる食材離乳食の基礎知識

離乳食にケチャップはいつからOK?気を付けたいポイント2つ

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大人も子供も大好きなケチャップ。
酸味と甘みがあって、卵料理やパスタなど様々な料理に欠かせない調味料のひとつです。

離乳食をスタートさせたママの中には、離乳食メニューのマンネリに悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
そんな時、ケチャップを離乳食に使えたら、味のレパートリーも増えるのになぁと思ったりしませんか?

そうですよね。わかります。
子どもが大好きなケチャップを離乳食に使えたら、赤ちゃんもきっと喜んで食べてくれるんじゃないかって思いますよね。

「ケチャップっていつから離乳食に使ってもいいのかな?」
「ケチャップを使うときに気を付けるポイントは?」

今回は、そんな離乳食に関するケチャップの疑問について詳しくご説明させていただきます。
ぜひこの記事を参考にしていただき、毎日の離乳食づくりのマンネリ解消に役立てていただければと思います♪

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赤ちゃんにケチャップってあげてもいいの?時期や注意点は?

赤ちゃんにケチャップをあげていい時期について

離乳食にケチャップを使う場合、いつから使うことができるのでしょうか。
離乳食はだいたい生後5~6ヶ月頃からスタートさせますが、離乳食初期とよばれるこの時期は、まだ味付けをする必要はありません。

この時期は、まず口から物を食べるということや素材そのものの味を覚えさせるための他、赤ちゃんの臓器はまだ発達が未熟で、今まで母乳やミルクしか飲んでいなかった赤ちゃんに、急に味の濃いものを食べさせると消化器官に負担をかけてしまうからです。

実は、離乳食に対するケチャップの明確な使用基準はありません。
専門家によって見解は異なるようですが、だいたい生後9~11ヵ月頃の離乳食後期からの使用をすすめるものが多いようです。

ただし、市販のケチャップは味付けが濃いので、はじめは薄く色づく程度の少量から使い始めるのが良いでしょう。大人が味見をしてみてほんのり味を感じる程度の量を目安としましょう。

赤ちゃんにケチャップをあげるときに気をつけたいポイント

①アレルギーのような症状が出る場合がある

ケチャップの主な原料はトマト、たまねぎ、ニンニク、砂糖、醸造酢、食塩、香辛料です。

アレルギーの原因となる食品は含まれていませんが、まれにトマトを食べると口の周りが赤くなるなど、アレルギーに似た症状が出る赤ちゃんがいるため、トマトが原料のケチャップでも同じような症状が出てしまうこともあるようです。

これは、トマトに含まれる「ヒスタミン」という成分によるもので、食物アレルギーではないのですが、アレルギーによく似た症状を引き起こしてしまうことが分かっています。
また、花粉にアレルギーのある人がトマトを食べた場合に同じくアレルギー症状を引き起こすことも知られています。

アレルギーに不安のある赤ちゃんには、念のためあまり早くから使うのは控えた方がいいですね。

②市販品は味が濃いので使用量に気をつけて

スーパーなどを見ても、市販のケチャップにはたくさんの種類がありますよね。
これらの中には、甘みが強いもの、酸味が強いもの、香辛料がきいているものなど様々なものがあり、中には赤ちゃんに不向きなものもあります。

ケチャップを使う時には、少量を使うことをおすすめします。
離乳食は、赤ちゃんに素材の味を覚えてもらうために、薄味が基本です。大人がつかう1/3くらいの量を目安に薄味を心がけましょう。

また、赤ちゃん向けに塩分や酸味を抑えたものや、食品添加物不使用のケチャップも販売されています。
「1歳からの~」などと謳ったこれらの商品を利用するのも良いですね。

トマト風味の味付けなら、ケチャップの他にも「トマトピューレ」なら離乳食初期からの使用が可能ですし、砂糖や食塩などの調味料も含まれていないので、こちらを使用するのもおすすめです。
トマトピューレを使用する場合は、5~6倍に薄めて使用しましょう。

ケチャップの代わりにはコレ!トマト缶を使ったおすすめのソース

市販のケチャップの代わりに、トマト缶を使って手作りトマトソースを作ってみてはいかがでしょうか。
手作りなら添加物などの心配もありません。調味料も使用していないため離乳食初期から使っていただけますよ。

材料

トマト缶 1缶
玉ねぎ 1/2個
水 ~100㏄

作り方

  1. 玉ねぎをみじん切りにする。
  2. 鍋にトマト缶のトマトをつぶしながら入れ、玉ねぎを加えたら、弱火でコトコト玉ねぎがやわらかくなるまで煮込む。
  3. 粗熱が取れたら、ミキサーにかけてペースト状にする。ハンドブレンダーがあれば鍋のままペーストにできるので便利です。
  4. 冷やして保存する。

4.で、氷冷皿やスライダー付き保存袋に入れて菜箸で筋をつけて冷凍保存しておけば、使いたい時に少量ずつ使えるので便利です。
味付けをしていないので、使用するときに好みの味に調整可能です。

まとめ

いかがでしたか?
ケチャップは、ついついマンネリになりがちな離乳食に味の変化をつけるのにもってこいな調味料ですが、使い始める時期や、その使い方には少し注意が必要でしたね。

また、今回ご紹介した離乳食初期から使用可能なトマトソースのレシピも簡単なので、ぜひ試してみて下さいね♪

 

この記事を書いた人

管理栄養士であり、3児のママ。毎日子育てに奮闘中。子供が寝た後に美味しいものを食べることが楽しみ。
1人目出産後、産後うつになりかけたのをきっかけに、幸せで楽しいはずの子育てが、ママにとって負担になってはいけない!という考えで離乳食、食育を進めています。

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