レシピ・作り方離乳食の基礎知識

離乳食を作る時の食材の大きさや硬さは?月齢別に分かりやすくご紹介

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離乳食を作るとき、どういった点を意識して作っていますか?
多くのママがまず気を付けるポイントは、「食材の大きさ、硬さ」ではないでしょうか。

離乳食の参考書にも、「舌でつぶせる硬さにしましょう。」や「少し食感を残すように、角切りにしましょう。」など、さまざまな例えで説明されているのを見たことがあると思います。

ただ、こういった説明は、ざっくりとしたイメージは出来ても、具体的な数値などはあまり書かれていないんですよね。
やわらかさや大きさの捉え方には個人差があるので、初めて離乳食を作るママにとって、ピンとこない説明ばかりではないでしょうか。

 

実際に私もその1人でした。大きさや硬さのイメージがピンとこないので、参考書が手元にあるにも関わらず、手探り状態で大変だった思い出があります。

でも、それでは効率が悪すぎるし、赤ちゃんにも1番ベストな状態で離乳食を食べさせてあげたいですよね。

そこで!この記事では、離乳食の食材の大きさや硬さを、月齢別に分かりやすくご紹介していきます。
是非、参考になさってくださいね。

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月齢別!食材の大きさや硬さを分かりやすくご紹介

離乳食の食材の大きさや硬さを、どこよりも分かりやすくご紹介していきます。月齢別に見ていきましょう。

離乳食初期(生後5~6ヶ月ころ)

大きさ:なし
硬さ:ポタージュ状~ペースト状くらい
離乳食と母乳・ミルクの割合:
(前半)離乳食10%、母乳・ミルク90%
(後半)離乳食20%、母乳・ミルク80%

離乳食初期の生後5~6ヶ月ころは、まだまだ母乳やミルクからの栄養に頼った離乳食になります。離乳食の大きさにも形はなく、大人が食べる「スープ」の感覚です。

粒が残っていると飲み込みにくいので、トロトロしているポタージュ状やペースト状にすることで、離乳食をより飲み込みやすくします。
ポタージュ状の目安は、スプーンを傾けると「ぽたぽた」と落ちるくらいのとろみにしてあげましょう。

離乳食初期は、母乳やミルク以外の食べ物を口に入れる練習期間だと考えてくださいね。

離乳食中期(生後7~8ヶ月ころ)

大きさ:2~3mm角(みじん切り)
硬さ:絹ごし豆腐くらい(舌でつぶせる硬さ)
離乳食と母乳・ミルクの割合:
(前半)離乳食30%、母乳・ミルク70%
(後半)離乳食40%、母乳・ミルク60%

離乳食中期の生後7~8ヶ月ころは、離乳食を始めて2ヶ月くらいが経ち、だんだんと離乳食の量が増えていきます。大きさも豆粒くらいになり、硬さも感じられる離乳食になります。

食材を粗くつぶしたり、小さめのみじん切りにして、口を閉じれば簡単につぶせるような「豆腐」を目安にしてみましょう。
1回の品数が2~3品となり、離乳食も1日2回ペースとなるので、上手に飲み込めるようになってきますよ。

離乳食中期は、食後に母乳、ミルクであれば1日5回程度飲むことが出来ます。
そのため、離乳食を食べてくれなくても安心してくださいね。

離乳食後期(生後9~11ヶ月ころ)

大きさ:4~6mm角(粗みじん切り)
硬さ:バナナくらい(歯ぐきでつぶせる硬さ)
離乳食と母乳・ミルクの割合:
(前半)離乳食60%、母乳・ミルク40%
(後半)離乳食70%、母乳・ミルク30%

離乳食後期の生後9~11ヶ月ころは、離乳食の回数が3回になるので、母乳やミルクを飲む量がだんだんと減ってくる時期です。1回の品数が3~4品と増えていきます。

離乳食の大きさも、4~5mmほどとなり、だんだんと形のあるものを食べられるようになります。
食材を歯ぐきで噛んで食べる練習をする時期なので、バナナくらいの硬さが基本です。

形は歯ぐきに乗りやすいように、「粗みじん切り」にしてあげてくださいね。慣れてきたら、短めの千切りにも挑戦してみましょう。

離乳食完了期(生後12~18ヶ月ころ)

大きさ:7mm~2cm角、3~5cm長のスティック状
硬さ:肉だんごくらい(歯ぐきで噛める硬さ)
離乳食と母乳・ミルクの割合:
(前半)離乳食75%、母乳・ミルク25%
(後半)離乳食80%、母乳・ミルク20%

いよいよ離乳食も最終段階に差し掛かりました。離乳食完了期の生後12ヶ月~18ヶ月ころは、1日3回食にも慣れてきて、品数が3~4品となります。

大人の食事から取り分けが出来る時期です。卒乳が出来たら1日1~2回の補食タイム(おやつ)をプラスしてみましょう。
硬さは肉だんごくらいですが、弾力があり過ぎるものや硬すぎるものは避けましょう。

噛む練習のためにも、大きさや硬さにバリエーションをつけてあげてみてください。
お子さん1人で食べることも上手になってきた時期なので、さまざまな食材を食べさせてあげましょう。

離乳食の大きさや硬さは、お子さんの離乳食のペースによって異なります。月齢に合った大きさや硬さの目安はありますが、あくまでも目安なんです。
「うちの子は上手く食べてくれない。」などと思わずに、お子さんのペースに合わせて進めていってくださいね。

離乳食作りに役立つワンポイントアドバイス

離乳食作りには時短テクで対応しましょう!

離乳食を作ってみると分かるのですが、お子さんが食べやすいようにやわらかく煮てあげる工程が、とっても時間がかかります。

煮る前に皮を剥いて、必要であれば種を取ったりや細かく刻んだり、とにかくやることがたくさん。
そのため、離乳食作りにばかり時間を取られてしまいます。

そうならないためにも、炊飯器や圧力鍋、電子レンジ、シリコンスチーマー、ブレンダーなど便利グッズは必需品です。

まとめて調理、フリージングしておきましょう

離乳食1回の量は、大人に比べると少ないですよね。少量の離乳食をいちいち作るのは、とても手間がかかります。

そのため、時間や余裕があるときは、1週間分の離乳食をまとめて作っちゃいましょう!
そうすれば、1週間に1回だけの離乳食作りになります。

製氷器やトレー、小分けパックを賢く利用して、少しでも離乳食作りの手間をはぶきましょう。

苦手な食材は、好きな食材と混ぜてあげましょう

離乳食が進んでいくと必ずぶつかる壁が「好き嫌い問題」。昨日まで食べてくれた食材も、今日は食べてくれなかったなんてこともよくあります。

そんなときは、その時期に好きな食材と一緒に食べさせてみてください。ケロッとした顔で、食べてくれたりするものです。
それでも食べてくれない場合は、翌週に切り替えても大丈夫です。

焦らずゆっくり進めていきましょうね。

まとめ

いかがだったでしょうか?
離乳食を作るときの食材の大きさや硬さの目安は、実際にある食べ物に例えたり数値であらわしたりするととても分かりやすいですよね。

それぞれの月齢やお子さんに合った離乳食を作って、楽しく進めていきましょう。
是非、参考にしてみてくださいね。

 

この記事を書いた人

管理栄養士であり、3児のママ。毎日子育てに奮闘中。子供が寝た後に美味しいものを食べることが楽しみ。
1人目出産後、産後うつになりかけたのをきっかけに、幸せで楽しいはずの子育てが、ママにとって負担になってはいけない!という考えで離乳食、食育を進めています。

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