よくある疑問離乳食の基礎知識

離乳食で同じものしか食べない!栄養や今後の食生活に問題は?

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離乳食を始めてしばらく経つと、赤ちゃんもどんどん食べられる食材が増えていきますよね。
そうなるとママも、もっとたくさんの食材の味を覚えてほしいと、なるべく色々な食材を使った離乳食を作ってあげたいと思いますよね。

そんな中、「この食材は毎回よく食べてくれるけど、この食材はあまり食べてくれない」など、赤ちゃんによって食べるものに偏りがでてきて、困っているママもいるのではないでしょうか?

「毎回同じものしか食べてくれず、栄養が偏らないか心配…」
「もう好き嫌いが始まっているのかしら…?」

そうですよね。
育児書や離乳食のサイトには、「この時期はなるべく色々な食材をたべさせてあげましょう」なんて書いていることが多いし、このままの調子で続けていて大丈夫なのか、不安になっちゃいますよね。

そこで今回は、そんなママたちの不安や疑問にお答えすべく、同じものばかり食べさせていても大丈夫なのか?どうして同じものばかり食べたがるのか?について詳しくご紹介させていただきたいと思います。

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同じものしか食べない赤ちゃん。成長に影響はあるの?

赤ちゃんの離乳食で、いつも同じものしか食べてくれない場合、栄養面で偏りが出てしまうんじゃないか、今後の成長に影響が出るんじゃないか、ママとしては不安に思いますよね。

でも大丈夫。安心してください。離乳食期の赤ちゃんは、栄養の多くを母乳やミルクから摂取します。
極端に体重が減った、増えない、などという場合以外は、ある程度偏ったものを食べていたとしても栄養不足になる心配はありません。

離乳食の目的自体が、栄養を摂取するためというよりは、母乳やミルクなど液体以外のものを口から食べるということに慣れ、噛んだり飲み込んだりを上手にできるようになるということが目的です。
まずは、好きなものを好きなだけ食べさせてあげて、「食べるって楽しい!」と思わせてあげることが大切なんです。

 

 

赤ちゃんが同じものばかり食べたがる理由とは

赤ちゃんが同じものばかりを食べたがる理由については、はっきりとした理由がないことも多いのですが、なにかしらの理由で「嫌い」だと思ったものを食べたがらず、それ以外のものばかりを好んで食べている、ということが考えられます。

「嫌い」だと思う理由については、以下のようなものがあげられます。

発達段階に合っていない

食べ物の硬さや大きさが赤ちゃんの発達段階に合っていない場合は、食べるために必要な口や歯の動きが難しく、食べないということがあります。
結果として、自分にとって食べやすいものばかりを好んで食べるということになります。

本能により警戒心が働く

「苦い」「酸っぱい」ものというのは、人間の本能で「毒なんじゃないか?」「腐っているのでは?」という警戒心が働きます。

大人に比べて赤ちゃんは味覚が敏感です。そのため、苦みや酸味のある食べ物を嫌う傾向にあります。
他にも、例えばピーマンが苦くて嫌いだと思った場合、連想的に緑の食べ物全般を嫌いになってしまうということもあります。
そうなると、どんどん食べられるものの種類が限られていってしまいますよね。

トラウマ

以前食べたときに、喉につかえて苦しい思いをした、なかなか飲み込めなかった、など赤ちゃんにとってイヤな思い出のある食べ物に対してトラウマになって食べたがらないということがあります。
この他にも、食べなかったらママに怒られた、といことがトラウマになって嫌いになるということもあったりします。

嫌いなものでも食べてもらう克服法はある?

赤ちゃんが嫌いだと思ってしまったものでも、どうやったら食べてくれるようになるのでしょうか?

硬さや大きさを調整する

今の離乳食の段階が赤ちゃんにとって合っているか、もう一度確認してみましょう。
大きすぎたり、硬すぎたりしていないか、ママがしっかり見極めてあげることが大切ですよ。

必要なら一つ前の段階に戻してあげてもいいでしょう。逆に、一つ後の段階に進めてあげるとすんなり食べ始めた、ということもあります。
赤ちゃんの発達状況に合わせた離乳食を用意してあげることが大切です。

お気に入りの食材に混ぜてみる

いつもよく食べてくれるお気に入りの食材があるなら、その中に他の食材を混ぜて食べさせてあげるという方法もあります。

親が食べているところをみせる

赤ちゃんはパパやママのことをよ~く見ています。パパやママが食べているものを見て、「あれは食べられるものなんだ」と認識します。
特にパパやママがニコニコ笑顔で美味しそうに食べていると「自分も食べてみたい」と興味が湧くことも。
楽しい食事の雰囲気作りを心掛けることも大切ですね。

見た目を変える

食材そのものの見た目で嫌いになっているものでしたら、お肉に巻いてみたり衣をつけてあげたり焼いたり、その食材が見えないようにして調理してあげるのもひとつです。
嫌いな食材が隠れてしまうことで、食べてくれることがありますよ。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

この時期の赤ちゃんは、同じものばかりを食べたり偏食をすることもありますが、多くは一時的なことで、そのうち突然食べるようになったりもします。
他のものを食べてくれないからといって無理強いしては、逆効果です。

今回ご紹介した克服法なども試していただきながら、期間限定だと思ってあまり深刻に考えず、赤ちゃんが「食べることが楽しい」と思ってもらえるように進めていけるといいですね。

 

この記事を書いた人

管理栄養士であり、3児のママ。毎日子育てに奮闘中。子供が寝た後に美味しいものを食べることが楽しみ。
1人目出産後、産後うつになりかけたのをきっかけに、幸せで楽しいはずの子育てが、ママにとって負担になってはいけない!という考えで離乳食、食育を進めています。

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