進め方離乳食の基礎知識

離乳食を始める月齢は遅くても大丈夫?メリット・デメリットをご紹介

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生後5ヶ月前後の赤ちゃんは、首がしっかりとしてきたり、腰がすわってきたり、どんどん成長していきますよね。
そんなお子さんの様子を見て、「そろそろ離乳食の開始時期なのかな?」と、離乳食について考え始める時期だと思います。

一般的な離乳食の開始時期は「生後5~6ヶ月」と言われていますが、「離乳食の開始時期は生後5~6ヶ月より遅くても良いのかな?」と疑問に思ったことはありませんか?

私はありますよ~。成長の発達など赤ちゃん1人1人が違うはずなのに、全員が生後5~6ヶ月になったら離乳食を開始することに、少し不自然さを感じていました。
そのため、「離乳食は遅くても良いんじゃないのかな。」と思っていました。

ですが、曖昧なまま離乳食を進めていくことは、ママにとっても、お子さんにとっても良いことではないですよね。
離乳食は、お子さんの体を作っていくうえで大切な過程です。離乳食についてしっかりとした知識を持って、進めていきましょう。

 

この記事では、離乳食を始める月齢は遅くても大丈夫なのかどうか、メリットとデメリットを比較して、ご紹介していきます。
是非、参考になさってくださいね。

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離乳食を始める月齢は、生後5ヶ月より遅くても良いの?

離乳食の開始時期は、一般的に生後5~6ヶ月とされていますよね。

「離乳食を始めるのは、遅くても良いのかな~」と考えていても、実際に生後5~6ヶ月より遅くするのはすこし勇気がいるものです。

お住まいの自治体などによっては、生後3~4ヶ月に離乳食学級が始まります。
そして、生後5~6ヶ月の健診のときには、小児科医や保健師さんから離乳食の進み具合について聞かれたり、離乳食の指導を積極的に行っている自治体は多いですよね。

ですが、離乳食についての認識は変わりつつあります。

最近では、生後5~6ヶ月を過ぎたとしても、離乳食の開始時期が遅いからダメだということはありません。
母乳やミルクには赤ちゃんに必要な栄養がたっぷりと含まれていますので、卒乳を意識する1歳ころまでは離乳食について気楽に考えていきましょう。

赤ちゃんの成長に関わるのではないかと心配になるママも多いと思いますが、離乳食を遅く始めたからと言って、成長が他の子と比べて遅くなるなんてことはないんです。
離乳食を遅く始めても、体重は普通に増えていきますし、歩けるようにもなりますよ。

離乳食を遅く始めるメリット・デメリット

離乳食を遅く始めるメリット

1.赤ちゃんの成長に合わせることで、負担を軽減することができる。

さまざまな考え方がありますが、赤ちゃんは1人1人成長や発達のスピードが異なります。そして、得意・不得意があるのは当たり前のことなんです。

「生後5~6ヶ月」という目安はあっても、あくまでも目安であって、赤ちゃん全員に適している月齢とは言えません。

そのため、赤ちゃんの成長や発達のスピードをきちんと見極めたうえで、いつから離乳食を開始するのかを決めることをおすすめします。
赤ちゃんの成長に合わせて離乳食を進めてあげることで、消化器官や精神的負担を軽減することができますよ。

2.焦って始めても、ストレスになるだけです。

離乳食を開始するにあたって、「赤ちゃんのサイン」というものがあります。

  • 首がきちんと座っていること
  • 支えてあげれば座れるくらいに、腰が安定してきていること
  • 食べ物に興味を示して、もぐもぐ口を動かすこと
  • スプーンなど哺乳瓶以外の物を口に入れても、押し出すことが少なくなってきていること

など、「離乳食を始めても良いよ」と赤ちゃん自身がサインを出してくれます。

この場合は、わざわざ遅く始める必要もないと思いますが、反対に、全く該当しない場合やまだまだ成長過程が追い付いていない赤ちゃんだとすれば、離乳食を開始したとしても、離乳食を欲しがらない場合が多いんです。

そして、そのまま離乳食を進めていくことで、「食べてくれない」「全然進まない」などとママやパパがイライラする原因となってしまい非常に悪循環です。

遅く開始した方が離乳食の進みが良い場合もあるので、離乳食の開始時期が早ければ良いというメリットは特にないんですよ。

3.すでにアレルギー持ちの赤ちゃんは、遅く始める離乳食に向いています。

離乳食を始める前の段階で、すでに喘息やアトピーなどのアレルギーを持っている赤ちゃんは、遅く始める離乳食が合っているんです。

他の赤ちゃんに比べて免疫力がもともと低いので、敏感に発疹ができやすかったり、離乳食を受け付けなかったりする場合があります。
まだまだ未熟な胃腸などの消化器官が、体内に入ってきた離乳食を「異物」と判断してアレルギーを引き起こす場合があるので、注意が必要ですよ。

離乳食を遅く始めるデメリット

1.1歳以降は、鉄不足になる心配があります。

赤ちゃんは1歳を過ぎると、食事から摂るべき栄養素の不足が心配されます。
それまで完全母乳で育った赤ちゃんは、特に「鉄不足」が心配されるといいます。

鉄は、脳(中枢陳系)の発達にとても必要な栄養素となるので、鉄不足になってしまわないか、1歳以降は注意深く見守る必要がありますね。

2.周囲からの批判を多く受ける可能性があります。

一般的な離乳食の開始時期が「生後5~6ヶ月」ということもあり、小児科医や保健師さん、栄養指導員さんだけでなく、親族などからも批判を受ける可能性があります。
「早く始めるべきだ。」「周りはもう始めている。」など、かなり厳しいことを言われてしまうかもしれません。

ですが、小児科医や保健師さん、栄養指導員さんはマニュアル通りに指導をしてきます。
間違った情報ではないにしろ、お子さんの成長をず~っと見てきたママの判断で、離乳食を進めることが1番良い進め方ですよ。

まとめ

いかがだったでしょうか?
離乳食の開始時期は、赤ちゃんによってさまざまです。遅かれ早かれ、いつかは離乳食を食べる日がやってきます。

お子さんのペースに合わせてあげることが、1番ベストなタイミングなのではないでしょうか。
是非、参考にしてみてくださいね。

 

この記事を書いた人

管理栄養士であり、3児のママ。毎日子育てに奮闘中。子供が寝た後に美味しいものを食べることが楽しみ。
1人目出産後、産後うつになりかけたのをきっかけに、幸せで楽しいはずの子育てが、ママにとって負担になってはいけない!という考えで離乳食、食育を進めています。

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