よくある疑問離乳食の基礎知識

赤ちゃんが熱!離乳食はあげてもいい?中断した方がいい?

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赤ちゃんの急な発熱は、ママやパパにとって本当に心配ですよね。特に離乳食を食べている時期の赤ちゃんは、こんな時離乳食をあげていいのかどうか、迷うことはありませんか?

「体力を落とさない為にも、少しでも食べさせた方がいいのかな?」

「でも、食欲がないのに食べさせることで逆に身体の負担になっちゃうかも…」

「熱を出しているときには、どんなものを食べさせてあげたらいいんだろう?」

などなど、不安や疑問がたくさんありませんか?わかります。可愛い我が子が熱でしんどそうにしていると、ママやパパは何か少しでもできることはないか、あれこれ考えますよね。

ぐったりして食欲もない場合は本当に不安だと思います。少しでも早く元気になるよう、できれば栄養をしっかりとってほしいですよね。こんな時は離乳食をあげてもいいのでしょうか?

そこで今回は、赤ちゃんに熱があるときの離乳食について詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてくださいね。

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熱があるときの離乳食。気を付けるポイント3つ

熱があるときの離乳食のポイント①まずは赤ちゃんの様子をみて

まず一つ目のポイントは、ママやパパが赤ちゃんの様子をしっかり見てあげることです。

赤ちゃんは、大人と比べて体の機能がまだ未発達なため、熱を出しやすいのですが、赤ちゃんによっては熱が高くても元気ということはよくあります。下痢や嘔吐の症状がなく、いつも通りの食欲があるようなら食べさせても大丈夫。

食欲がない場合は、量を少なくして様子をみるといいでしょう。

熱があるときの離乳食のポイント②水分補給はこまめに行う

2つ目のポイントは、水分補給をこまめに行うことです。

発熱により多くの水分が失われます。まずは水分を補給することが何より大切です。食欲がなくて、ほとんど食べてくれないという場合でも、水分補給はしっかり行うようにしましょう。

湯冷ましや麦茶などをスプーンや、哺乳瓶、ストローなど赤ちゃんの飲みやすい方法で与えてください。

ただし、水分を与えることで吐き気があるようなら中止します。赤ちゃんは、大人に比べて脱水症状になりやすいです。このように食欲もない、水分も取れない状態で下痢や嘔吐の症状が続いているようであれば早めに小児科を受診しましょう。

熱があるときの離乳食のポイント③消化の良いものを食べさせて

3つ目のポイントは、消化の良いものをたべさせるということです。

発熱により、赤ちゃんの消化機能は低下していますので、少しでも食欲があって何か食べてくれるようなら、消化の良い食べ物を与えましょう。

大人だって熱のある時は、こってりした味付けのものより、薄味で、やわらかく喉ごしの良いものを食べたいと思いますよね。赤ちゃんも同じです。

例えば、普段3倍粥を食べている赤ちゃんなら5倍粥や7倍粥にしてあげる、喉ごしが良くなるようとろみをつけてあげたり、スープにしてあげることで食べやすくなります。

また胃腸への刺激を避けるため、与えるときの一口はいつもより少なめに、熱すぎず冷たすぎない温度で食べさせてあげてくださいね。

 

発熱中の赤ちゃんにはどんな離乳食がいいの?

さて、熱があるときの離乳食のポイントについてご説明させていただきましたが、では実際、どんな離乳食を食べさせてあげればいいのでしょうか。

ここからは、発熱中の赤ちゃんにおすすめの離乳食についてご紹介します。熱があるときの離乳食には、消化がよくて水分もしっかりとれるものがおすすめです。

また、発熱により体のエネルギーがたくさん使われるので、まずはエネルギー源になる炭水化物や糖分がしっかりとれるものを与えてあげることも大切です。

おすすめメニュー

お粥

先ほど説明したように、いつもよりやわらかめのお粥にしてあげましょう。消化が良くエネルギー源になります。一緒に野菜をやわらかく煮ておじやにしてあげると栄養価もアップします。

赤ちゃんの食欲や好みに合わせてアレンジしてあげてくださいね。

煮込みうどん

麺類が好きな赤ちゃんは、くたくたに煮た煮込みうどんでも消化が良くエネルギー補給にもなるのでおすすめです。

プリン、ゼリーなど

食欲がなくても甘くて喉ごしの良いプリンやゼリーなら食べてくれる、というときは、お菓子だからと気にせず与えてOKです。まずはエネルギー補給が大切です。

みそ汁や野菜スープ

水分補給ができる汁物メニューも熱があるときにはオススメです。刺激の少ない薄味にして、熱すぎない温度で少しずつ与えてあげましょう。

いちごやりんご、バナナなどの果物

糖分や水分の豊富な果物は熱のあるときにオススメの食材です。

食欲があまりないときは、すりおろしたりつぶしたり、絞って果汁にしたりして口当たりをよくして与えてあげるといいですよ。ただし、パイナップルやかんきつ類は消化しにくいため控えた方がいいでしょう。

避けた方がよいメニュー

肉、魚

たとえやわらかいものであったとしても、脂の多い肉や魚は消化しにくいため熱があるときのメニューには不向きです。

海藻類、きのこ

ふだんは栄養があって体にもいい海藻、きのこですが、これらは食物繊維が多く、消化に時間がかかってしまいます。熱があるときは控えてあげましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は熱があるときの離乳食についてご紹介させていただきました。ただし、赤ちゃんが熱をだす原因は様々です。病気によっては避けた方が良い食材もあります。

まずは、専門の知識を持ったお医者様に診ていただくことも大切です。そのうえで今回ご紹介した記事を参考に離乳食をすすめてあげるといいですね。

 

この記事を書いた人

管理栄養士であり、3児のママ。毎日子育てに奮闘中。子供が寝た後に美味しいものを食べることが楽しみ。
1人目出産後、産後うつになりかけたのをきっかけに、幸せで楽しいはずの子育てが、ママにとって負担になってはいけない!という考えで離乳食、食育を進めています。

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