気になる食材進め方離乳食の基礎知識

離乳食に調味料はいつから?上手な味付けで赤ちゃんの食欲もUP!

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こんにちは!栄養士のきいママです。

離乳食が始まって少し経つと、同じものの繰り返しになってしまい赤ちゃんが食べてくれなくなった。という話をよく聞きます。

確かにこの時期は少しずつ好みが出てきて、あまり好きではないものは吐き出してしまったり、口に入れることさえ嫌がる赤ちゃんもいます。こんな時に頼りになるのが調味料!

でも、いざ使うとなると「赤ちゃんに調味料って大丈夫なの?」「種類は?量はどれくらい?」など、分からないことがたくさんでてきます。この記事では、調味料の使い方と目安量を時期別にまとめましたので、参考にしてくださいね。

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調味料はどうやって使う?赤ちゃんにも安心な使い方を教えて

離乳食は基本薄味といえど、赤ちゃんも味が分かってくると少し味付けが必要になってきます。うちの娘も8ヵ月頃からおかゆとほうれん草を食べなくなりましたが、だしを使ったり、ほんの少しお醤油を使ったりすることで、食べてくれるようになりました。

では、具体的にいつから、どのように使用していけばいいのでしょうか?

ゴックン期(5、6ヵ月頃)

基本的に調味料は使用しません。ミルクしか飲んだことのない赤ちゃんは、お米や野菜の味で満足できます。この時期に離乳食を嫌がる場合は、初めての食べ物の食感に驚いていることが考えられます。

すりつぶしや裏ごしをしっかりして、赤ちゃんの食べやすい状態にしてあげてください。それでも食べない場合は、離乳食スタートの時期が早すぎるのかもしれません。味付けをする前に、離乳食開始の準備はできているか見直してみましょう。

他にも、スプーンやイスが気に入らないということもあります。離乳食に慣れてくれば、昆布だしが使用できるようになります。

モグモグ期(7、8ヵ月頃)

バターや砂糖などが少しずつ使用可能になります。でも、赤ちゃんが食べてくれているのであれば、特に味をつける必要はありません。一度味をつけると、それ以降も味のついたものを食べたがる場合があるので、慎重に進めてください。

この時期によく作っていたのは、ホワイトソースです。牛乳と小麦粉、バターで作ることができるので、アレルギーが無いのであれば取り入れてみても。

かつおだしも使用できますので、昆布だしと合わせことでより旨味がでます。

カミカミ期(9~11ヵ月頃)

一気に使えるものが増えます。塩やケチャップ、みそ、油なども使えますが、使い過ぎに注意しましょう。塩を使いたいのであれば、まずはだしから。だしにも塩分が含まれています。

ケチャップを使いたいのであれば、トマトピューレから試してみましょう。調味料の代わりに代わりになる食材があれば、そちらから使ってみてください。

パクパク期(1歳~1歳半頃)

辛いものや刺激の強い調味料以外は大体使えるようになりますが、大人と同じでは味が濃すぎます。お湯を加えるなどして、薄味にしましょう。

息子は、カミカミ期に入ってから少しずつ取り分けをスタートしました。1歳を過ぎた今は、3歳のお姉ちゃんの食事に合わせて、大体のものは取り分けで済ましてしまいます。

娘のときよりちょっと適当かな~(笑)それでも、全く同じというわけではなく、お湯で薄めたりはさみで細かくしてから食べさせています。

 

 

時期別!使える調味料と目安量

月齢によって使える調味料と使えない調味料があり、使える調味料には目安の量があります。「薄味って言われてもよくわからない~」というママのために、具体的に何をどれくらいなら使っていいのかをまとめました。

ゴックン期

調味料は使用しない。野菜そのものの味を生かして。後半では昆布出汁が使用できます。

モグモグ期(1食当たり)

  • 砂糖…2~2.5g
  • 無塩バター…1g

かつおだしも使用できるようになります。

カミカミ期(1食当たり)

  • 砂糖…3g
  • バター…3g
  • 醤油…小さじ1/3
  • トマケチャップ…3g
  • マヨネーズ…風味付け
  • 食用油…1g(揚げ物はまだ)

みそは無添加でだしが入っていないものを選んでください。大人用のお味噌汁を取り分けて、お湯で薄めてあげることも可能です。

パクパク期(1食当たり)

  • 砂糖…4g
  • バター…4g
  • 醤油…小さじ2/3
  • トマトケチャップ…5g
  • マヨネーズ…4g
  • 酢、ポン酢…風味付け(酸味が強いので、嫌がる子も)
  • 塩…0.4~0.6g(他の食べ物にも含まれているので、使わなくてもいい)

揚げ物が食べられるようになりますが、胃腸に負担がかかるので食べ過ぎ注意!1歳からのソースやカレールーがあります。大人と同じものだとちょっと気になる…という場合はそちらを使ってみてください。

ご紹介した使用できる調味料の量は、あくまでも目安量です。ガイドラインなどではっきりと決められているわけではないので、サイトや育児本によっても分量は様々です。

赤ちゃんは大人よりも3倍強く味を感じているので、離乳食の調味料は風味付け程度と考えておいてください。

先にも書きましたが、調味料を使う前にまず食材の味を生かしましょう。うちの場合、塩味がほしいときは、だしやのり、粉チーズなどを、甘味がほしいときは、さつまいもやかぼちゃ、果物を使っています。

娘は、青のりやきな粉が大好きだったので、離乳食の間は風味付けによく使っていました。調味料を使う前に、ぜひ1度試してみてください。

 

 

まとめ

時期に関わらず、調味料は無理に使う必要はありません。離乳食の基本は薄味です。

離乳食の進みが悪くなったタイミングで、少しずつ使ってみても。使うときは量に気を付けて。使い過ぎには注意が必要です。月齢に合わせてうまく調味料を使うことで、赤ちゃんも喜んで食べてくれるようになるといいですね。

 

この記事を書いた人

管理栄養士であり、3児のママ。毎日子育てに奮闘中。子供が寝た後に美味しいものを食べることが楽しみ。
1人目出産後、産後うつになりかけたのをきっかけに、幸せで楽しいはずの子育てが、ママにとって負担になってはいけない!という考えで離乳食、食育を進めています。

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