いつも元気な赤ちゃんが体調を崩したり、おなかの調子が悪くて下痢気味になったりすると、風邪かな、何か食べたものが悪かったかな、と心配になりますよね。
それと同時に、離乳食はどうしようか、あげない方がいいのか、などの悩みもでてくるのではないでしょうか。
おなかの調子は悪いけれど食欲があるなら、栄養不足にならないようにおなかに優しいレシピで赤ちゃんをサポートしてあげましょう。
この記事では、体調が悪くて下痢気味になってしまった赤ちゃんのために、おなかに優しいレシピや気を付けるポイントをご紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね。
赤ちゃんの体調が悪くても食べやすい!簡単離乳食レシピ
離乳食には、腸を刺激するような食材は控えて、でんぷん質など消化吸収のいい食材を使いましょう。
調理の形状は、一段階前の形状に戻してみます。
こどもがおなかの調子を悪くしたときに、私がよく連れていく病院では、今出ている便の固さと同じくらいの固さの食事を目安としてください、と医師から言われます。
普段よりやわらかめに作って、回復してきたら徐々に元に戻していきましょう。
これから、おなかに優しいレシピを3つご紹介します。赤ちゃんのペースで、食べられる量だけあげてくださいね。
あったかにゅうめん
ゆでそうめん…40g
タラなどの白身魚…15g
かぶ…15g
かつおや昆布のだし汁…適量
塩、しょうゆ…少々
かぶは1センチ角に切り、白身魚は下茹でしておきます。だし汁でかぶを煮て、やわらかくなったら白身魚をほぐしながら入れます。ゆでたそうめんを入れ、味をつけて少し煮れば完成です。
そうめんをうどんに替えてもでもいいですが、そうめんだと煮込み時間も短いので早く作れます。
たんぱく質は白身魚から、かぶも大根より火の通りが早く使いやすいです。
じゃがいものだしポタージュ
じゃがいも…25g
玉ねぎ…15g
かつおや昆布のだし汁…適量
塩…少々
玉ねぎとじゃがいもを適当に切って鍋に入れ、やわらかくなるまでだし汁で煮ます。ハンドミキサーなどでドロドロにして、再び鍋で加熱し、塩で味を調えたら完成です。
油分の多いバターや牛乳は使っていないので素朴ですが、十分美味しいです。
ここではだしを使って和風で紹介していますが、コンソメなどを少量使用したり、じゃがいもをかぼちゃにしてもいいですね。
じゃがいもや玉ねぎはだいたい常備されている食材だと思うので、家にあるもので作れますね。少し豆乳をプラスすれば、マイルドになりたんぱく質も摂取できます。
さつまいもがゆ
ごはん…1/3カップ
さつまいも…30g
水…カップ1
米は洗って30分浸水させます。さつまいもは1センチ角に切って、水にさらしておきます。鍋に米とさつまいもを入れ、やわらかくなるまで煮れば完成です。
お米やさつまいもはでんぷんとなり、消化吸収に優れています。
離乳食期間中、体調が悪いときに気を付けるポイントは?
ここからは、赤ちゃんの体調が悪くておなかの調子が良くないときに、気を付けるポイントをご紹介します。
大丈夫な下痢か見極める
細菌やウイルス、冷えや食べすぎ、食事の繊維質が多かったなど、赤ちゃんの下痢の原因はさまざまです。
赤ちゃんの元気や食欲がない、1日に何度も下痢をする、発熱や嘔吐を伴うなど、様子がおかしいと思ったら医療機関を受診して、医師の指示をあおぎましょう。
食欲もあって元気もあるようなら、しばらく様子を見てみてくださいね。
控えた方がいい食べ物
ゼリーやアイスクリームなど、冷たいものを食べるとはおなかも冷えます。あたたかい食事や、常温の飲み物をあげましょう。
ごぼうやれんこん、きのこ類、海藻類などの繊維質が多い食材は、便秘の場合は意識的に摂取した方がいいですが、下痢のときは逆に腸を刺激してしまうので控えましょう。
揚げ物やバター、マーガリンなどの油脂類、脂身の多いお肉や魚も、弱った胃腸には負担がかかります。
たんぱく質は、鶏ささみや豆腐、白身魚などを利用するといいですよ。
牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品は、乳糖が含まれていて下痢を悪化させます。下痢の症状が回復したら与えましょう。
乳製品を食べさせると毎回下痢をしてしまうというような場合は、乳製品に含まれる乳糖を、腸で消化吸収できていない可能性もあります。
下痢の原因がわかれば対策もできるので、一度、病院で医師に相談してみるといいでしょう。
脱水に気を付ける
ゆるめの便なら特に心配はないですが、下痢の場合は水分も同時に失われます。
体調が悪くて食欲もないようなら、無理に食事は与えずに、まずは水分補給を第一に考えましょう。
水分だったらなんでもいいというわけではありません。みかんジュースなどの清涼飲料水は、糖分が多く下痢を助長させますし、牛乳もやはりひかえた方がいい飲み物です。
白湯や麦茶、下痢で不足しがちなミネラルも補給できるイオン水などがいいですよ。
これもまた、冷蔵庫で冷え冷えにしたものではなく、常温や人肌程度にあたためたものをあげましょう。
水分補給も、コップで飲む飲み物だけではなく、食事のスープからの水分も立派な水分補給です。スープの上澄みなど、あたたかいものもいいですね。
まとめ
いかがでしたか?
赤ちゃんが体調を悪くしても簡単に作れる、おなかに優しいレシピや気を付けるポイントをご紹介しました。
心配な時は、自己判断せずに病院にかかってくださいね。
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