いろいろな食材の舌ざわりや、素材の味を体験した中期食も、そろそろ終わりかな?
後期食に進めてみようかしら。そう思っているママ。
やわらかく煮た野菜など、上あごと舌を上手に使ってモグモグごっくんと食べられるようになったら、小さく刻んだモグモグ期の中期食も卒業です。
2回食の離乳食タイムは、毎日定まった時間にあげていましたか?
後期食では、この2回食の時間をベースに、1食分をプラスしていきます。
できるだけ毎日同じ時間に離乳食タイムを設けて、赤ちゃんの生活リズムも整えてあげましょうね。
この記事では、そろそろ後期食を始めたいと思っているあなたに、タイムスケジュールや、大人の食事からの取り分けアイディアをご紹介します。
ぜひ参考になさってくださいね。
カミカミ期はこんな時期!進め方実例
後期食を食べる月齢は、だいたい生後9~11か月が目安です。
ほとんどの赤ちゃんに前歯が生えてきていますが、奥歯はまだ生えません。
上手に動かせるようになった舌で食べものをうごかして、歯ぐきを使ってつぶし、飲み込みます。
食材は、赤ちゃんの一口大に合わせて、切ったりほぐしたりしてあげてくださいね。この時期は、きちんとカミカミできているかをみてあげましょう。
固さの目安はコロコロのバナナくらいで、指でつまんで押すとつぶれるやわらかさです。
食材が大きすぎたり、逆に小さく刻みすぎたり、固かったりすると、噛まずに丸のみをしてしまう原因になったりもします。
そういう場合は、食材の形状や調理方法を戻してみたり、また、進めてみたり赤ちゃんが食べる様子をみながら、ちょうどいい大きさ、固さを見つけてあげたいですね。
1日3食カミカミ期のタイムスケジュール
後期食の進め方は、たとえば10時と18時に2回食をあげていたのなら、14時に1食プラスしてあげましょう。
食事と食事の間隔は、だいたい3~4時間ほどあけてあげるといいです。
私は育休中、時間の縛りもなかったのでしばらくこのスタイルでやっていました。
今までの2回食の時間はそのままだったので、間に1回食事をプラスしても、子どももスムーズに受け入れてくれました。
でも、1歳から職場に復帰をすることになっていたので、保育園生活を視野に入れて、家族と同じ食事の時間にもっていけるように、徐々に調整していきました。急に時間がかわったり、今までと違うリズムになると、赤ちゃんの食べ進みにも影響がでたりします。
無理なく進めていきましょう。
自分で食べたいという意欲がわいてくる
まだ食後の母乳やミルクは必要ですが、だいたいの栄養を食事からとれるようになります。
糖質、たんぱく質、ビタミンなどの栄養バランスを考えた食事で、たくさんの味に触れさせてくださいね。
自分で食べ物に手を出したりする意欲がみられたら、手づかみメニューも取り入れてみましょう。
カミカミ期におすすめ!大人分からの取り分けアイディア
大人と赤ちゃん、まったく別の食事を作るのって考えるのも作るのも、結構労力がいりますよね。
まだ大人と同じ食事とはいきませんが、大人の食事から取り分けて離乳食に活用することができます。
ここでは、取り分けできる食事の例を紹介するので、やってみてくださいね。
お鍋
お鍋って、いろんな食材が入っているし、それぞれのだしが出ていておいしいですよね。タラ、鶏肉、豆腐などのたんぱく質や、白菜、人参など野菜がたっぷり食べられます。
そんなおいしさを赤ちゃんにもおすそわけ。
大人の土鍋から必要な分を取りだし、食べやすい大きさに切って、味が濃いようなら薄めてあげてくださいね。
肉じゃが
炒め油は少しにして、野菜が煮えたら味付けをする前に取り出します。食べやすい大きさに切って、小鍋で薄味に仕上げてあげましょう。
肉じゃがだけに限らず、いろいろな煮物で試してみてくださいね。
ポテトコロッケ
揚げ物はまだちょっと早い時期です。
コロッケのタネが出来上がったら、塩コショウをする前に赤ちゃんの分を取り分けます。
タネに少しに片栗粉を混ぜ合わせて小判型に成型します。フライパンに薄く油をひいて、タネを両面焼けばおやきの完成です。
コロッケの具材は、ツナにしてみたりかぼちゃにしてみたり、応用が利きます。
シチュー
食材が煮えたら取り分けて、食べやすい大きさに切って小鍋にいれます。コンソメだしで薄いスープを作って、牛乳や粉ミルクを少し入れます。
片栗粉でとろみをつけてあげると、シチューっぽくなりますよ。
やわらかく茹でたマカロニを加えたり、牛乳を豆乳にアレンジするのもいいですね。
お刺身
大人にはさっとだせて簡単なお刺身。後期食の赤ちゃんはまだ生ものは食べられないので、加熱します。
だしと野菜を一緒に煮てあんかけにしたり、小麦粉をまぶして少量の油でソテーしたり、野菜と一緒にレンジで加熱して、蒸しもの風にするのもありです。
まとめ
いかがでしたか?後期食の進め方と、簡単にできる取り分けの方法をご紹介しました。
後期食になると食事の回数が増えるとともに、ママの料理の負担も増えてきます。
食事を作るだけでバタバタと時間が過ぎて行ってしまっては、ママも疲れてしまいますね。
うまく大人の食事を取り分けて、心の余裕をもって育児を楽しみたいですね。
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